iNSTITUTEM@STER

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2012年9月29日土曜日

シナモンブレードIII 光る部分のプラスチックの選定

 シナモンブレードIIIの先端部分に使用するプラスチックの色を検討しました。
 前作までは半透明のシートを使用していましたが、今回はケース自体を半透明にしようと考えています。

 より光を無駄にせず、拡散する材質を探します。

 そこで、照度計を使い、透過・拡散の度合いを調べます。
 届いたサンプルは5種類、その中から最も透過、拡散するものを選びます。
どれも微妙に色彩や、光の透過具合が異なります。 左から、サンプル名をA、B、C、D、Eとします。

1)光の透過度合いテスト
光源の正面に照度計を15cm離して置きます。
a)光源から5cm離したところにサンプルを置いて、照度を測定します。
b)照度計の直前にサンプルを置いて、別途照度を測定します。

2)光の拡散テスト
光源の正面から30度ずれたところに、照度計を、直線距離で15cm離して置きます。
光源から5cm離したところにサンプルを置いて、照度を測定します。

これらの照度を、サンプルを置かない時の照度の何%かを計算して、これを比較します。

実験結果は以下の通りです。
1.a)5cm離したところに置いた結果
A:3.8%
B:6.2%
C:3.0%
D:5.0%
E:10.5%



1.b)照度計直前に置いた結果
A:47.2%
B:53.7%
C:42.9%
D:53.7%
E:56.3%

2)照度計を30度ずらしたところに置いた結果
A:61.4%
B:70.7%
C:51.5%
D:64.3%
E:70.8%


と、いずれの項目もサンプルEが優れているという結果になりました。
なので、シナモンブレードIIIには、サンプルEを使用することにします。

2012年9月17日月曜日

シナモンブレードについてのクレームについて

先日、twitter上で、私あてにトラブルについてのメッセージが届きました。

要約すると、シナモンブレード?の電池周りが溶けてしまった、4本中2本から熱い火花が飛んできた、とのことです。一緒にやけどの跡のような指の写真も送られてきました。

こちらでシナモンブレード2と、三菱電機製の電池を使ってテストしたところ、まずLED周りをショートさせても、回路から熱が出るだけで火花が出るには至りませんでした。また、電池すぐのところをショートさせても同様、熱が出て、健康な方であればすぐに手を離すような状態です。

電池を逆にセットしても同様、回路が多少熱くなるだけでした。


ほかにも気になる部分としては、
「チア」を「露店で」買ったという表現について、お会いしたシナモンブレードユーザーの方から聞きなれない表現ではありました。
「チア」はおそらく商品名の「チアライト」の略かと思いますが、分野・地域によっては光りものを「チア」と言うかもしれません。「露店」も、シナモンブレードをコミケ会場で頒布していたことはありますが、コミケ会場を「露店」というのも、違和感を感じましたが、誤った表現ではないとは思います。

また、一般露店で転売ということも考えられます。現時点で流通量が少なく、何本も転売できるとも考えにくいですが、可能性はゼロではありません。


万が一、シナモンブレードを使用して、熱や火花が出たということや、やけどを負ったということがありましたら、責任を持って早急に対処いたします。その際は、原因究明のためなどにも、使用時の状態などの事実関係をお伺いすることがございますので、どうかご協力下さい。

異常な加熱がありましたら、すぐに電池を取り外したうえで、こちらへご連絡ください。ブログ右上の
message以外にも、twitterやご注文時にやり取りしたメールでも、ご連絡いただければすぐに対処いたします。

露店などでの転売により入手したシナモンブレードのサポートは、手に渡った状態が分からないため、致しかねることがあります。不特定多数へ転売しているような場面がありましたら、twitterなどでお知らせいただけると幸いです。

もともとシナモンブレードシリーズは、無理のない設計をしておりますので、正常品であれば過熱や、火花が飛ぶようなことはありません。

シナモンブレードIIIは、一層の安全対策を施しております。
今後とも、シナモンブレードともども、よろしくお願いいたします。

シナモンブレード基板公開します

先月はアニサマ等も開かれておりましたが、残念ながら今年は副業を優先させることにしました。そして、副業の出張…しばらくブログの更新が進んでおりませんね…

シナモンブレードの基板が出来上がりましたので、この度はお披露目したいと思います。
実はちらほらアップロードされてはいたのですが…そろそろ完成の目途が立ってきたので、公開に踏み切ろうと思います


 
 
 写真向かって左側奥にあるのは、上下とプッシュボタンを兼ねたジョグスイッチです。上下で色を変え、ボタンを押してモード変更などの操作をします。手前にあるのは、時々押す、切り替えるような操作を想定した押しボタンスイッチです。基板の大きさに合わせて小さくしました。
 
 また、全体の基板サイズも、さらに一回り小さくすることができました。
 
 
 
 ソフトウェアの仕様も、大体まとまってきましたので、後日お知らせします。