iNSTITUTEM@STER

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2011年10月11日火曜日

シナモンブレードサポート一時休止と転居について

今回も表題のとおりですが、10月21日に転居をします。
そのため、サポートのために発送する住所が変更になりますので、ご了承ください。

今週より転居のために、荷物の整理などをするために、作業のタイミングがとれないことが必至です。
そのため、誠に勝手ながら、いったん休止という告知をいたします。

正確には、「こちらに送っていただいても、今月いっぱいは恐らくお返しできそうもない」という意味ですので、連絡をいただくのは一向にかまいません。


シナモンブレードI,II,IIIそれぞれで製造地が違うのか…

2011年10月8日土曜日

OLIMEXへの基板注文

最近また更新が遅くなっておりますが、今回もちゃんと生きています。
副業が特に忙しい時期で、まったく手をつけられませんでした。

そして、先日はここ最近のユーロ安で、101円を割る事態も起きました。


先日、基板をOLIMEXへ注文しました。
試作用の基板を作るにはかなり安くて、しかも数多くの日本人の注文実績があることで資料も多く、安心して取引ができるというのも良いところです。
ブルガリアの会社ですが、取引は英語で大丈夫です。ブルガリア語でも問題ないはずです。さすがに日本語は無理ですが…

価格は、両面基板の100mm*160mmで1枚30ユーロです。もちろん、まとめて注文すると安くなります。ただ、この4倍の広さの、200mm*320mmで1枚120ユーロで、価格は同じです。
これに送料がかかります。エアメールで8.5ユーロ、FEDEXで200g27ユーロです。両面基板1枚をエアメールで注文すると、38.5ユーロ(4000円ぐらい)となります。

同じものをP板.comで見積もりを出すと、3万円近くかかります。

OLIMEXへの注文方法などは、他のサイトにもいっぱいありますが、自分なりに注文した方法を紹介します。


まず、基板をOLIMEX仕様に修正します。
これは、最小ドリル径が0.6mm(P板0.3mm、以下カッコ内はP板.comでの仕様)、パターン太さ、間隔が0.2mm(0.1mm)以上である必要があります。特に、スルーホールのための穴は、0.6mm以上となるため若干大きく感じます。
さらに言うと、標準サイズというものがあり、標準では0.7mm、0.9mm...という具合です。0.6mmは非標準サイズで、1種類ごとに1ユーロの追加料金がかかります。

基板は今回もEAGLEで作成しました。
自分が面倒だと感じたのは、シルクの太さは0.1mm以上にする必要があります。File-Runで\EAGLE-5.11.0\silk.ulpを実行すると、下のような小窓が現れます。

この中のテキストの、「WIRE x.xxx(xは太さ、上の例では8.000)」を編集します。太さ8.000の線がありますよ、という意味です。
これをすべて、たとえばメモ帳にすべて切り取って、8.000のところを10.000などに置換して、再びこの小窓の中に貼り付けます。
 これで実行すると、すべてのシルクの太さが変更され、レイヤー121、122にコピーされます。

部品のシルクも変更したい場合は、copy-silk-screen.ulpを実行してください。これは、部品のVALUEとNAMEも同じように変更できます。結構太いので、シルク位置を変更する必要があるかも知れません。

面付けを希望する場合は、基板端に10mil以上の線を引きます。

そして、必要なレイヤー(パターン(Top,Bottom,Pads,Vias)、マスク(tStop,bStop)、シルク(tSilk,bSilk)だけを残して、残りを非表示にします。

こうして出来上がったファイルを、メールで送ります。
readme.txtと、eagleの.brdファイルを送るだけで問題ないのですが、シルクは上の通りにレイヤーを変更しましたので、別途garb274x.camと、excellon.camで生成したファイル、そして研磨ディスク仕上げを選択したので、面付けの方法を示した図面を添付しました。


メール本文には簡単な紹介と

Dear Mr. Tsvetan Usunov,

My name is cinnamonP.
The reason why I would like to order you the PCB prototypes.

などと書いておきます。担当者は、OLIMEXサイトの一番下にあるfor contacts:にあります。
ちょっとぐらい文法やスペルが間違っても問題ありません。だって、向こうも英語のネイティブではないのですから。

そして、readme.txtに名前や住所、注文の詳細を書きます。以下、書き方の例です。



そしてメールを送ります。

すると、 「注文を受理しました。EU外からのカードでの支払いに制限があるので、Paypalを使ってほしい」というメールと明細書が来ました。

Paypalのアカウントを作る必要があるようですので、用意しておいたほうが無難です。

そして、支払いを済ますと、「which order this paymen is for?」とだけメールが来ました。恐らく、名前だけOLIMEX側に来ているようですので、明細書にある#で始まるコードと、ファイル名を返信しました。

その後すぐに「ok,thanks!」とメールが来ました。分かって良かったです。

この時、やり取りしたのが日本時間で23時でした。昼間仕事などで自由な時間がない場合でも、ブルガリアとは7時間の時差がありますので、営業時間内に即日やり取りができるのも良いと思います。


あとは、無事に基板ができるかどうか…


最後に…
EAGLE Professionalを買いたいのですが、1ライセンスだけではかなり高いので、共同購入する方を募集します。10人ぐらいで買えればいいのですが…
問題があるようでしたら消します。
問題がなければ大々的に行います。