iNSTITUTEM@STER

iNSTITUTEM@STER

2011年12月30日金曜日

シナモンブレードを発送して、今年を振り返っていろいろ

先日の12月29日に、27日までにお支払いをご確認いただけた方に、シナモンブレードを発送いたしました。到着しましたら、動作確認をお願いいたします。万が一動作しないことがございましたら、早急に対処いたします。
 残りの分も、年明け後に発送いたしますので、今しばらくお待ちください。

 なお、シナモンブレードの在庫は現時点で残り20本ほどございます。
 ご入り用の方、ご注文をお待ちしております。


 今年は、去年に引き続きシナモンブレードを作成いたしましたが、去年に増して認知度が増し、ご使用いただいている方も増えて、うれしい限りです。
 今年の思い出は、何といっても夏のコミケでした。直接使っていただいている方とお会いすることで、どのように使っていただいているか、また実際に製作の手伝いをしてもらった方にもお会いでき、忘れもしない一日でした。また、周りのサークル、運営スタッフの方々に大変なご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。
 今年は大地震もありましたが、結局募金程度のことしかできず、もっとできることはあったのかなと悔やまれることもありました。

 しかしながら、自作サイリウムをめぐっては、周囲を顧みらない無理な仕様のものが増えたと感じております。30Wを超えるようなもの、巨大なもので周りの視界を遮るようなものも増えてきております。そしてついに、12月に入って、軒並み自作サイリウムの持ち込み禁止が言い渡されています。

 シナモンブレードも、アイドルマスターのライブをはじめ、多くのユーザーの方が使っていただいている声優系ライブで使用できなくなってしまいました。

 
 持ち込み禁止が言い渡されてからも、注文を受け付けましたが、正直このまま在庫を抱えてしまうのかと思い不安でした。しかし、予想以上に注文が来ており、まだまだ使う場面があるのだなと感じております。

 シナモンブレードIIを製作している間にも、次期作の仕様を考えておりました。今度こそ、壊れにくい、安全なものを作りたいと思います。自分の納得できるものが完成するまで、製作を続けたいと思います。

 あるライブでは、「市販の無改造のものなら持ち込み可」という条件もありました。市販のものとして認められるような、安全で頑丈なものを作成することを来年の目標としたいと思います。

 もうひとつ、シナモンブレードは、同人レベルの製作を続けたいと思います。「ある程度の電気の知識がある」「自分で作れそうもないけれど、こういうものが欲しいというアイディアはある」など、多くの方の何らかの知識、経験、技術を生かしていきます。

 今年は、大変お世話になり感謝しております。
 来年も、何とぞよろしくお願いいたします。

2011年12月18日日曜日

シナモンブレードご注文いただきありがとうございます

先週より、シナモンブレードのご注文を受け付けておりますが、現時点で160本ほどご注文をいただいております。

 完成次第順次発送いたしますので、今しばらくお待ち下さい。

 
 製作しながらご注文の返信をするなどの事務的な作業も並行して行っているので、返信が遅くなるかと思いますが、どうか今しばらくお待ちください。

 アンケートの内容などは、まだ返信できておりませんがありがたく読ませていただいております。何か書いてもらえるととてもうれしいです。


2011年12月10日土曜日

シナモンブレード頒布について 補足

先日、シナモンブレード頒布のご注文について、記事を載せましたが、いろいろと足りないところを補足します。


右側ペインの「PAGE」の「シナモンブレード注文について」に詳細を載せましたので、そちらもご覧ください。


ご注文方法ですが、
右上の「QUESTION, ORDER FORM」の下「Message」より、入力フォームを記入して送信してください。

その後、個別にメールでやり取りをいたします。

今回の限定数は200本です。先着順で、数に達し次第受付を終了いたします。なお、まだ完成していない分もありますので、後日追加でお譲りできるかもしれません。


お譲りできる日ですが、特にご指定がなければ年末、12月31日より前になる予定です。これよりも早くご入用の方は、本文中に「いつまでに欲しい」とご記入いただければ、対応できるかもしれません。確実にお渡しできる保証は致しかねますので、どうかご容赦ください。


(12月10日追加)
この度は、シナモンブレード製作のお手伝いを頂いた、「でぃー」さんより、
東京方面(イベント現場含む)で手渡しのお手伝いをしていただくこととなりました。
でぃーさんの都合に合わせての引き渡しとなるため、必ずしもご希望通りにお受け渡しできない可能性がございますので、どうかご了承ください。
もちろん、送料は不要です。また、動作確認用の電池もお付けいたします。

ご希望の方は、「手渡し」を選択して、希望引き取り場所・日時を本文の中にご記入願います。
この際は、先に代金をお支払いいただき、現地で直接でぃーさんと連絡を散りながらお渡しするということになります。

そのため、ハンドルネームなど引き渡しのためのお名前、連絡先メールアドレス・電話番号と引き渡し時間・場所をでぃーさんに伝えますので、ご了承ください。


(12月15日追加)
よくご質問にあります「4分の1モード」について、あくまでも初期値はこのモードの状態、
明るさが1.4ですが、手元のスイッチで簡単に通常出力との切り替えが可能です。


その他、ご質問等ございましたら、この記事に追加していきますのでよろしくお願いいたします。

2011年12月7日水曜日

シナモンブレード頒布について

ついにこのタイトルでブログを上げることができたか…という感じですが、タイトル通り

シナモンブレード頒布の受付を12月11日 午前0時より受付いたします。

お値段は、前回と同じ7,500円也。
どうかご了承ください。

お渡しは年内いっぱいを目標にしております。
ご希望の納期がございましたら、本文にご記入ください。
できる限り守りますが、12月15日以前のご指定はご容赦ください。
マニュアルが間に合わない可能性もございますが、その際はオンライン送信+後日発送と致します。


アイドルマスターのライブで使用できなくなってしまったことで、一時期製作を止めようかとも考えていましたが、予想以上に「欲しい」という方がいらっしゃったので、それに応えていきたいと思います。


そして、頒布に当たって変更した仕様をいくつか変更しましたので、お伝えいたします。

・4分の1モードをデフォルトにしました。
・青、緑の出力を抑えました。
・キオクモードのデフォルトの色を「オレンジ」にしました。

ちなみに、今回マニュアルは印刷会社にお願いする予定です。


最後にもう一つ重要なこと、せっかく全数プログラムも書き換えるので
色の順番のカスタマイズを受け付けます。

ただし、プログラムを作り直すので、1プログラムにつき500円のご負担をお願いいたします。
たとえば、3本お求めで3本ともカスタマイズした、同じプログラムを入れるのであれば
7500*3+500=23000円でお願いいたします。
メッセージ本文に、色の順番、カラーコード、赤・青・緑の色の強さなどの指定を載せてください。
設定値は、赤・青・緑それぞれ40段階まで可能です。
ただし、LEDの個体差が大きいので、必ずしもご指定そのままに光るかは保証致しかねます。



「安全な」光りものを目指していきますので、よろしくお願い致します。

2011年12月1日木曜日

アイドルマスター冬のライブで電池式サイリウムの規制について

誠に残念ですが、ついに、アイドルマスターライブで電池式サイリウムが規制されました。 
これにより、シナモンブレードも使用できなくなってしまいました。
 http://ameblo.jp/project-imas/entry-11094747774.html


現在頒布しているシナモンブレードIIIは、輝度をほどほどに、多機能化しました。市販も開始し、ルール上使用可能です。詳しくはシナモンブレード注文についてをご覧ください。

「アイドルマスターのライブで使うためのフルカラーサイリウム」がアイドルマスターのライブで使えなくなってしまった以上、シナモンブレードの存在意義がなくなってしまう…これまで開発、製作していたものが無駄になってしまうのか、とショックでした。


この背景には、公式のサイリウム販売の促進、ライブ会場内で無線で制御するサイリウムの実地試験などのうわさもありますが、最大の理由は、ここ最近の度を過ぎる高輝度化でしょう。

他人の作ったLEDサイリウムでやけどを負った、という話を聞きました。合計30WのLEDをアルミのチャンネルに取り付けて外部電源で光らせていたということでした。
http://logsoku.com/thread/hato.2ch.net/voice/1319376755/


前回、熱処理についていっぱい書いたのは、この事件があったため、注意してもらいたく書きました。

本来、30WのLEDから出る熱を処理するには、約60000平方ミリメートル以上必要です。常時振っているとして強制対流が期待できますが、もし仮に市販の28.2mmx14mmのアルミチャンネルに取り付けるとすると、

60000[mm2]/(28.2[mm]+14[mm]*2)=1068[mm]

かなり巨大なものにしなければいけません。

計算に使用したチャンネルはこちらです。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/e-kanamono/act-1s-25.html


ほかにも、ライブ中に自作LEDサイリウム(と呼べないレベルのもの)が画面に映りこんでしまい興ざめしてしまった、ということなども、残念ながら起きています。

残念ながら、ごく一部の方がこのような設計上無理のあるもの、迷惑を顧みず高輝度・大型のものを使用したことで、規制されることにつながったのだと思います。


電池にすることで、これまで使い捨てだったサイリウムのゴミを減らすこともできますし、アイドルマスターのように10色を超える色を使うようなライブにおいては、特に効果を発揮して非常に便利だと考えています。このまま規制されてしまうのは、ゴミ減量や盛り上げる側としては、もったいないと感じています。
また、ライブを盛り上げているのは、自作サイリウムを用意するようなコアなファンがいるからこそ、であると私は思います。ライブのためにサイリウムを用意して、はっぴなども用意して…と、それらの道具を用意するのも、ライブの楽しみだと思います。


…と、偉そうなことを書いていますが、私のシナモンブレードでも、「眩しすぎる」と苦情がきています。現に上で引用したログにも、その箇所がありますし、各所から耳に入っております。

高輝度化に加担したのは紛れもない事実です。眩しいが故の被害を受けられた方、シナモンブレードを使用したことによって加害者となってしまった方、ライブ出演者、主催者、ほか各方面に対して深くお詫びを申し上げます。

「高輝度化」の流れから、シナモンブレードを開発したのも事実です。今後、多機能化、はっきりとした色を目指しつつ、眩しすぎない、発熱を抑えるなど、周囲に迷惑をかけないようなものを作って行きたいと思います。自作サイリウムを考えている方、どうか周りに迷惑をかけないようなものを作っていただきますよう、よろしくお願いいたします。

2011年11月30日水曜日

部屋で使うシーリングライトの製作 技術編

引っ越してからある程度落ち着きましたが、シナモンブレードの製作はほとんど進んでいません…
ここ2カ月ぐらい、仕事とか私事とか…予想以上に忙しくなってしまいました。

そんな暇あるんかいな、とか言われそうですが…

せっかく引っ越して、心機一転するために、部屋で使うシーリングライトを作成しました。
もちろんLEDで光らせます。

目指すもの:
LEDで光らせること
できるだけ手作りにすること
市販のものより安く作ること
そして、
合計30W程度+常夜灯1W程度で、安全なもの、将来的に改造が可能なもの

といったところでしょうか。


まずは基本設計から。

パワーLEDを使うときには、放熱に注意する必要があります。シナモンブレードもあまり偉そうなことは言えませんが、1WのLEDを半径20mm程度の、あんなに小さな放熱板で使用しているのは、乾電池で使用することを前提にしているためです。また、常に全色点灯していることは少ない、といったことなども理由の一つです。
もし仮に、外部電源を用いて24時間フルパワーで使用する際は、放熱の機構が必要です。金属のスリーブをLEDの周りに取り付けるなどの改造が必要です。

話題がそれてしまいましたが、実はLEDは決して効率の良いものではなく、80%以上が熱で逃げてしまいます。今回使用したものは、1個5W当たり850lmのものです。理論的に、1W当たり683lmが最大ですので、683[lm/W]/(850[lm]/5[W])=0.23...と、単純計算で77%が光以外の何かに変わってしまいます。

大切なのは、結構大きな放熱板が必要、ということです。

今回使用したLEDの資料には、5W当たり最低10300平方ミリメートルの放熱面が必要とされています。



(データシートより抜粋)
当初、5WLED6個で考えていましたが、部品の選定の間に5W*8で作成することになりました。そのため、上の表より表面積が82400平方ミリメートル必要となります。

発熱効率を考えて、半分の面積、つまり片面だけで考えると、円盤状では、最低半径162mm必要となります。

切りの良いサイズを考えて、きわどいですが半径200mmとします。

電源は、安全性、安定性と製作の手間を省くため、市販のものを使用しました。上では「手作り」と言っていましたが、一から安全なものの設計をする時間も技術もありません…24V30Wを取り出せる電源が手に入りました。
さらに、常につけておくものなので、冗長性としてこれを2系統用意します。24V30Wの電源1個に、5WのLEDを4個つけます。片方にトラブルが発生しても、もう片方で光らせることができます。

将来、調光や無線での操作ができるように改造するために、スイッチングとしてFETを取り付けます。

安く上げるために、金属板・アクリル板の加工は自前で行います。

本当は、スタイリッシュに!とか思って設計しましたが、出来上がったものはかなり無骨になってしまいました…


最終的に、使用した部品はこちらです。
・半導体類
5WパワーLED OPTOSUPPLY OSW4XAH5E1E *8
$1WLED OPTOSUPPLY OSM5XME1C1S *8
#FET 東芝 2SK2232 *4
$整流ダイオード 1N5404 *4

・抵抗、コンデンサ類
$酸化金属抵抗 7.5Ω1W *2
$カーボン抵抗 100kΩ *1
セメント抵抗 3.3Ω 5W *4
#半固定抵抗 1MΩ *4 
$フィルム 3.3μF250V *1

・電源ユニット
24V30W コーセル LCA30S-24 *2

・スイッチなど
125V3A オルタネイト型押しボタンスイッチ *3
ヒューズソケット *1
125V1Aヒューズ *1
48mm*72mmユニバーサル基板 *2
スイッチをつなぐ電線4本分 適量
放熱シート、または放熱グリス 適量

・機構部品
アルミ丸板 φ400*t2
アクリル丸板 φ400*t3

・ねじ、ナット
・・ナベネジ 
M2x10 *16
ポリカーボネートM3x10 *2
M3x20 *16
M4x10 *4
・・ナット
M2 *16
ポリカーボネートM3 *2
M3 *16
高ナットM4x30 *4
アイボルトM4 *4
絶縁スペーサー M3x10 *16

「ただ光らせたい」だけなら、#印のものはなくても問題ありません。
$印は、常夜灯向けの部品です。

大体作りたいものが決まったので、電気回路を作成します。
各種図面は、次回載せる予定です。

2011年11月20日日曜日

基板洗浄に使った溶剤の回収

書きためていたネタを少しずつ放出していきます。

シナモンブレード製作で、はんだのヤニを洗い落とすために、エタノールで流していました。使ったのが結構な量になってしまったので、これをリサイクルできないかと思い、蒸留しました。


エタノールの中には、はんだに含まれるヤニの成分が混ざっていますが、その量は不明です。ヤニの成分の沸点はかなり高いはずで、活性ロジン系、第4類第1石油類と書いてあり、厳密には不明ですが、有機系の物質だと思います。とりあえず、エタノールを蒸発させればよいでしょう。

ペットボトルのふたに穴をあけて、そこにチューブを通し、蒸気がチューブを流れるような構造のものを作ります。チューブを通った蒸気は、徐々に冷やされて、一部はボトルの中に戻り、残りをリサイクルエタノールとして回収できるようにします。


エタノールをペットボトルに入れて、鍋に水を入れて湯煎をします。が、一向に温まりません。

ずっと温めていたら、やっと蒸発が始まりました。このとき、お湯の温度が約92度です。エタノールの沸点が78度ぐらいと考えると、かなり温めすぎです。

ある程度落ち着くと、お湯の温度が88度ぐらいになります。中の液体の沸騰も始まります。チューブのなかに液滴がつきました。確実に蒸発しています。


溶剤が蒸発している以上に、湯煎の水も蒸発してしまいました。なので、途中しびれを切らして、ペットボトルごとやかんに入れて、ふたをして温めました。

結局、途中逃げてしまったものもあり、回収できたのは半分ぐらいになってしまいました。


もっと効率よくできればよいのですが、たとえば、チューブのついた金属製の密閉容器に溶剤を入れて、容器を温めれば自動的に回収できるようにする、など。

時間があったら、またよい方法を考えます。

2011年11月13日日曜日

インターネットがつながりました

引っ越しが終わり、部屋が片付いて、ついにインターネットもつながりました!

 前回の更新から1か月以上、その間、シナモンブレードの製作は…正直あまり進んでおりません…。

 協力してもらった基板は出来上がり、電気的にも問題なく動くようになりました。



 

 実は、制御ソフトウェアが間違っていることに、出来上がってから気がつきました。
 現在の仕様では、プログラムの書き換えは可能ですが、若干面倒です。しかも、11月いっぱいはまともに時間がとれそうもないので、作業がどの程度進むか未知数です。


 ISPコネクタを作っておけばよかった…


 そして、皆様に報告しておくべきことがもう一つ。


 コミケ落選が決まりました。

 合体で申し込みましたが、相方のほうも落選してしまいました。
 51000組の申し込みで16000組の抽選漏れとのことです。単純に計算すると、31%の確率で落選ですが、ある特定の2組が両方落選する確率は約10%です。当たらない確率ではないけれど、残念な気もします。

 ということで、ほぼ全数を通販に回せることが決まりました。

 詳細は後日、完成のめどが経ってから報告いたします。

2011年10月11日火曜日

シナモンブレードサポート一時休止と転居について

今回も表題のとおりですが、10月21日に転居をします。
そのため、サポートのために発送する住所が変更になりますので、ご了承ください。

今週より転居のために、荷物の整理などをするために、作業のタイミングがとれないことが必至です。
そのため、誠に勝手ながら、いったん休止という告知をいたします。

正確には、「こちらに送っていただいても、今月いっぱいは恐らくお返しできそうもない」という意味ですので、連絡をいただくのは一向にかまいません。


シナモンブレードI,II,IIIそれぞれで製造地が違うのか…

2011年10月8日土曜日

OLIMEXへの基板注文

最近また更新が遅くなっておりますが、今回もちゃんと生きています。
副業が特に忙しい時期で、まったく手をつけられませんでした。

そして、先日はここ最近のユーロ安で、101円を割る事態も起きました。


先日、基板をOLIMEXへ注文しました。
試作用の基板を作るにはかなり安くて、しかも数多くの日本人の注文実績があることで資料も多く、安心して取引ができるというのも良いところです。
ブルガリアの会社ですが、取引は英語で大丈夫です。ブルガリア語でも問題ないはずです。さすがに日本語は無理ですが…

価格は、両面基板の100mm*160mmで1枚30ユーロです。もちろん、まとめて注文すると安くなります。ただ、この4倍の広さの、200mm*320mmで1枚120ユーロで、価格は同じです。
これに送料がかかります。エアメールで8.5ユーロ、FEDEXで200g27ユーロです。両面基板1枚をエアメールで注文すると、38.5ユーロ(4000円ぐらい)となります。

同じものをP板.comで見積もりを出すと、3万円近くかかります。

OLIMEXへの注文方法などは、他のサイトにもいっぱいありますが、自分なりに注文した方法を紹介します。


まず、基板をOLIMEX仕様に修正します。
これは、最小ドリル径が0.6mm(P板0.3mm、以下カッコ内はP板.comでの仕様)、パターン太さ、間隔が0.2mm(0.1mm)以上である必要があります。特に、スルーホールのための穴は、0.6mm以上となるため若干大きく感じます。
さらに言うと、標準サイズというものがあり、標準では0.7mm、0.9mm...という具合です。0.6mmは非標準サイズで、1種類ごとに1ユーロの追加料金がかかります。

基板は今回もEAGLEで作成しました。
自分が面倒だと感じたのは、シルクの太さは0.1mm以上にする必要があります。File-Runで\EAGLE-5.11.0\silk.ulpを実行すると、下のような小窓が現れます。

この中のテキストの、「WIRE x.xxx(xは太さ、上の例では8.000)」を編集します。太さ8.000の線がありますよ、という意味です。
これをすべて、たとえばメモ帳にすべて切り取って、8.000のところを10.000などに置換して、再びこの小窓の中に貼り付けます。
 これで実行すると、すべてのシルクの太さが変更され、レイヤー121、122にコピーされます。

部品のシルクも変更したい場合は、copy-silk-screen.ulpを実行してください。これは、部品のVALUEとNAMEも同じように変更できます。結構太いので、シルク位置を変更する必要があるかも知れません。

面付けを希望する場合は、基板端に10mil以上の線を引きます。

そして、必要なレイヤー(パターン(Top,Bottom,Pads,Vias)、マスク(tStop,bStop)、シルク(tSilk,bSilk)だけを残して、残りを非表示にします。

こうして出来上がったファイルを、メールで送ります。
readme.txtと、eagleの.brdファイルを送るだけで問題ないのですが、シルクは上の通りにレイヤーを変更しましたので、別途garb274x.camと、excellon.camで生成したファイル、そして研磨ディスク仕上げを選択したので、面付けの方法を示した図面を添付しました。


メール本文には簡単な紹介と

Dear Mr. Tsvetan Usunov,

My name is cinnamonP.
The reason why I would like to order you the PCB prototypes.

などと書いておきます。担当者は、OLIMEXサイトの一番下にあるfor contacts:にあります。
ちょっとぐらい文法やスペルが間違っても問題ありません。だって、向こうも英語のネイティブではないのですから。

そして、readme.txtに名前や住所、注文の詳細を書きます。以下、書き方の例です。



そしてメールを送ります。

すると、 「注文を受理しました。EU外からのカードでの支払いに制限があるので、Paypalを使ってほしい」というメールと明細書が来ました。

Paypalのアカウントを作る必要があるようですので、用意しておいたほうが無難です。

そして、支払いを済ますと、「which order this paymen is for?」とだけメールが来ました。恐らく、名前だけOLIMEX側に来ているようですので、明細書にある#で始まるコードと、ファイル名を返信しました。

その後すぐに「ok,thanks!」とメールが来ました。分かって良かったです。

この時、やり取りしたのが日本時間で23時でした。昼間仕事などで自由な時間がない場合でも、ブルガリアとは7時間の時差がありますので、営業時間内に即日やり取りができるのも良いと思います。


あとは、無事に基板ができるかどうか…


最後に…
EAGLE Professionalを買いたいのですが、1ライセンスだけではかなり高いので、共同購入する方を募集します。10人ぐらいで買えればいいのですが…
問題があるようでしたら消します。
問題がなければ大々的に行います。

2011年9月29日木曜日

シナモンブレードII 増産モデル(Rev.1)のマイナーチェンジ


最近ブログも、twitterなどにも書き込みがほとんどできていませんが。生きています。一応。

新作作成のために、色々と使い勝手に関するご連絡を頂いております。
まず改良しなければならないところには、その強度です。


振っている間に、細かい衝撃が伝わって、特にLEDと本体をつなぐ電線が切れてしまうことが報告されております。
先日お伝えした、電線の加工時に傷を付けてしまったことによるものと相まって、切れてしまうと考えられます。


この対策としては、本来ならケースにしっかりとLEDを付けるべきでしょう。
しかし、この構造ではケースに付けることは無理なので、基板に取り付けます。
基板とLEDをつなぐ導線の一本を太い物にして、さらに接着剤で固定します。
今回も、使った接着剤は前回紹介した、セメダイン スーパーXです。

続いて、つまみ部分についている塩ビキャップですが、
これを深いものに変更します。
電池交換がしやすいことを考えて浅いものを選びましたが、3時間近く使えるようになった今、
基板を固定することを第一にした方が良さそうです。

三つ目に、色を追加します。
これまで、「真モード!黒が『発色』できる!」と言いながら機能を付けましたが、
今回は、真色として良く使われる「紺色」を追加します。
写真上が青、下が紺です。青紫っぽくも見えます。
いかがでしょうか。

前回の書き込みについて、この場で返事をいたします。

キット品についてですが、ご希望があれば前向きに検討していきたいと思います。
ケースを加工するかしないか、基板の部品を載せるか載せないか、
どの段階での頒布をしようかは考えていきたいと思います。

安定性について、前作シナモンブレードのときもそうでしたが、
まだ壊れやすいのは確かです。
振っても壊れない、落としても壊れないなど、皆さんに広く使ってもらうには必須の条件であると感じております。

ただ、これまで製作をして、「どこが壊れやすいか」「どうやって壊れるか」と言ったノウハウが大分たまってきました。
ほぼ確実に、基板が細かい振動をすることで壊れています。
これを踏まえて、3作目の設計を見直し、これまでと構造を大幅に変更して、電池だけを取り外せるようにする予定です。
どのような構造にするかは、試作をしながら考えていきます。


貴重なご意見ありがとうございます。
苦情なども、真摯に受け止めてまいります。

2011年9月19日月曜日

シナモンブレード製作のお手伝いについて、今後の方針など

この度は、多くの方にシナモンブレードのお手伝いにご協力頂き感謝しています。

残り20枚分の募集をしております。
ご質問もお受けいたしますので、気軽にお問い合わせください。
(ご質問の際、お名前はスペースだけでも結構です)
シナモンブレードのはんだ付けは、定員になりましたので一旦締め切ります。
ご協力ありがとうございます。


他の作業(シートのカットなど)はまだ募集しております。
興味のある方、お申し込みをお待ちしております。

シナモンブレードの今後ですが、まずはスケジュールについて、
できることなら早めにお譲りしたいのですが、コミックマーケット81への申し込みを行うことにしましたので、以下の通りといたします。

コミックマーケット81への申し込みを行い、当選が決まりましたら、その場で出展、出品いたします。
前回と同じように、通販分も別口に用意する予定です。

落選しましたら、大部分を通販に回す予定です。
まだ決定ではありませんが、委託販売なども検討しております。

先日のコミケ80では、「10月増産予定」とお伝えいたしましたが、こちらが引っ越しなどで忙しくなること等から、延期する可能性が高くなりました。


その傍らで、シナモンブレードIII、シナモンライトIIIの開発も進めております。来年夏前をめどに製作をしようと思います。


「このような機能が欲しい」など、どんな些細な要望でもおっしゃってください。
「別の人がもうすでに言ったかも」という内容でも、同じ言葉が大勢から来ると、採用される可能性が格段に上がります。

あくまでも、ユーザーの方々と同格の立場で、草の根のように広めていきたいと思います。

2011年9月18日日曜日

シナモンブレードII増産とお手伝いの募集

 先日より、シナモンブレードが好評でしたので、マイナーチェンジして再度増産を行うことを決定しました。

 

 そこで、前回と同じように、シナモンブレードの作成のお手伝いを頂ける方を募集します。
募集要項はこちら
http://institute-master.blogspot.com/p/blog-page_29.html

作業の詳細はこちらをご参照ください。
http://institute-master.blogspot.com/p/blog-page_2206.html

 今回は、こちらの事情により10月中旬に到着するようにスケジュールを組んでいきます。

 特に、シナモンブレードのはんだ付けのお願いでは、部品数の単位を決めました。
 謝礼をシナモンブレード・シナモンライトの単価に合わせるように設定しました。もちろん複数個口でもかまいません。

 基板は、前回よりいくつか修正をしました。はんだ付けのパターン位置を調節して、少しははんだ付けっがしやすくなった…はずです。


 それ以外にも、はんだごてを使ったことのない方でもお手伝い頂ける内容の物もあります。

 

 また、シナモンブレードに興味はあるからここの項目以外に作業を協力したい、と熱烈に希望していただいた方にも、ここにないで内容でもお手伝いをしたいと思います。


 シナモンブレードに興味のある方、お待ちしております。

2011年9月15日木曜日

シナモンブレードII、シナモンライトII コミックマーケットC80での頒布について(6)終

 コミケでの出展は、なんとか無事に終わりましたが、反省する点もかなり多かったと思います。
 とにかく、周りに迷惑をかけすぎたと感じています。
 初めてのコミケ出展で知らないこともいっぱいあったのも事実です。今回は、両隣とも偶然顔見知りだったことで騒ぎになりませんでしたが、おカネが絡んでいる以上、一触即発の状態になっていた可能性も十分にあります。


 スペースの面積の割にかなりの量を持ちこんだので、荷物の置き場所が無く、明らかに周りにせり出してしまいました。
 ディスプレイも、大きな箱を端においてしまったため、何かの拍子に隣に押しだすようになってしまいました。

 そのため、再三コミケスタッフより、列の整理や自分のスペースを守るように、など注意を受けておりました。

 特に震災以降、「想定外」という言葉での言い訳は通用しないと感じていますが、広さに対して物量が多すぎたこと、来訪者の整理が回らなかったのは、次回以降気を付けます。


 一方で、かねてからの念願だったコミケ出展を果たすことで、これまでネット上だけの知り合いの方と直接話すことができたり、以前会ったことのある方と久しぶりの再会を果たすなど、ますます人とのつながりが増えたと思います。

 と、今回でコミケ出展のノウハウをつかみましたので、次回は、さらに良く運営ができるようにしていきます。
 今後とも改良を繰り返していきますので、こういう機能が欲しい、この辺を直してほしい、などのアイディアがあればどしどしおよせください。

 次回は合体で申し込んでください、と言われておりますので、次回は倍のスペースで頒布できるといいな、と思います。

2011年9月11日日曜日

シナモンブレードII、シナモンライトII コミックマーケットC80での頒布について(5)

8月14日、一生で忘れられない日になりました。

ついにきました、コミケ当日、これまでに作成したシナモンブレードII、シナモンライトIIを持って東京ビッグサイトへ向かいます。


朝7時前、シャオさんの紹介で知り合ったモツ煮さんとともに、ビッグサイトへ向かいます。モツ煮さんに道を案内してもらったおかげで、この人ゴミの中、スムーズに会場へ向かうことができました。

参加人数が20万人を超えるイベントと言うことで、混雑は予想していましたので問題は無いのですが、何しろ荷物が多いので、とにかく動きにくいです。流れに乗って、自分のスペースへ向かいます。




ついにきました、東京ビッグサイト。
テンションがどんどん高まります。


自分のスペースに着くなり、大量のパンフレットがお出迎えです。
同人誌即売会イベントの案内等ですが、正直、このシナモンブレードを持って参加しやすそうなイベントが見当たりませんでした…どれもいまいち場違いに感じます。



自分の荷物を片づけると、手伝ってくれる通過連絡さん、シャオさんが到着します。ディスプレイを出して、テーブルの上に展開します。ディスプレイだけなら、8時半ぐらいに展開が終わります。ここから、シナモンブレードに電池を入れて出すのですが…これがとても面倒です。あらかじめ用意するべきだと思いました。

結局、一通り展開が終わったのが9時45分ぐらい。
このようになりました。

右側の箱は、黒い布を敷いて実際に光らせて、色を分かってもらうようにしています。手前には名刺、その左の小箱にはつまみが入っています。


ディスプレイを作成中に、何人か尋ねに来た方がいました。他のサークルの方、スタッフの方、興味を持ってもらい、嬉しい限りです。ですが、まだディスプレイが完成していないので、10時以降に来てもらうようにお願いします。


この時点で、二人はコミケを堪能してもらうために一旦スペースを離れます。
まずは有名サークルで買い物を済ませてから、こちらに流れてくるものだろうと考えていました。 なので、しばらくは一人でもなんとかなるだろう、と思っていました。


午前10時、開場。

ここからは、写真を撮る暇が無く文字ばかりになりますがお許しください。
多くの一般参加者があっという間に会場を埋め尽くします。大手サークルを中心に、列ができてきます。

自分も、今か今かと待ちかまえています。

朝一番に、自分のサークルに来る人もいました。嬉しい限りです。

後から何人も来て、シナモンブレードを買ってくれました。ありがとうございます。



ですが、気が付いたら、行列が10人弱、出来上がりました。
朝一から、島のど真ん中に行列ができました。


ちょっと捌ききれないかな…と思い、二人に電話をするものの、案の定つながらない。
スタッフから、なんとかしてください、と何度も催促されます。



ここで、第3の協力者が現れました。
左隣のサークル「浅神製作所」の浅神さんです。この浅神さんは、去年のidol p@ssion festaで知り合った顔見知りです。偶然隣の席になりましたが、浅神製作所さんもグッズ製作サークルなので、必然なのかもしれません。


まず、最後尾札を頂きます。これでばらばらだった列がまとまります。
整列の手伝いもしてもらいます。なんとか捌けるかな、と思いました。

隣のサークルの最後尾札を作るなんて…と少々複雑な気分でしたが、「一度最後尾札を作りたかった」と後日談です。



それでも列は伸びます。スタッフにも注意されます。直接整理しないといい加減まずい…早く帰ってきて…と思っていたところ、第4の協力者が現れました。


右隣のサークル「青魔堂」サークルで手伝いをしていた、アリスさんです。
実はこの方も、アイドルマスターのライブで会ったことのある顔見知りです。すぐ右隣りまではリリカルなのは系のサークルだったので、まさかここで会えるとは!


外に出て、列の整理をしてくれました。非常に助かりました。

自分が中で販売、外でアリスさんの列の整理、なんとか流れができました。









10時半を回ったごろ、大手サークルで買い物が終わった人たちが徐々に流れてきます。それに伴って、行列もどんどん伸びていきます。このころ、通過連絡さん、シャオさんも戻ります。この列に驚いて、すぐにスペースで販売、列整理に戻ります。

隣のサークルだけでなく、三つ隣のサークルまで列が出来上がります。20人弱ぐらいでしょうか。島中にここまで行列ができるのは滅多にないでしょう…スタッフより再三の注意を受けます。二列にして、自分と通過連絡さんが販売、シャオさんが整列とフル体制で行きます。


10時50分時点で、既にシナモンブレードが残り50本ほどになります。





シナモンブレードのほうが売れ行きが良く、シナモンブレードの倍ぐらい出ていきます。






 そして、午前11時53分、シナモンブレードIIが完売しました。



実際には不良もあったので、手元に不良品が数本残っていますが、6か月にわたり製作を続けたシナモンブレードIIは、わずか2時間足らずで完売しました。


その後も、尋ねに来る方が何人もいましたが、後日増産予定、と告げて謝りました。



午後は、慌ただしい場面もありましたが、シナモンブレードユーザーや、ライブなどでの知り合いと多少話をする時間ができます。
また、残ったシナモンライトは、初めて見る人向けに、お試しの意味を込めてセールスを続けます。この色が変わるのを見て驚きながら、アイマスキャラの色が一通り全員出るを見て興味を持ってくれる人もいて、ちょっとずつ売れ続けます。



午後3時を回り、帰るサークルもちらほら現れましたが、最後までコミケを見守りたく、何しろまだ物が残っているので最後まで居ます。




この辺で、打ち上げに参加する、シナモンブレードの製作を手伝ってくれた方がたと合流します。この後、片づけまで手伝ってもらいました。


 午後4時、閉会。


今年の大イベントが終わりました。
同人誌会にとっても、自分にとっても。






片づけて、予定より遅れながら、打ち上げ会場へ向かいます。
酒には弱いのですが、ビールは格別でした。


今回、初めてのコミケ出展と言うことで、思い出深い一日でしたが、考えるべき点もいっぱいありました。
次回、後片付け編と言うことでまとめます。

2011年9月8日木曜日

シナモンブレードII、シナモンライトII コミックマーケットC80での頒布について(4)

コミケまで残り1日、予定ならば、コミケそのものが初参加ということで下見に行きたかったのですが、このペースでは下見をする余裕もない…

いろいろと話が飛んでしまい、読みにくくなってご迷惑をおかけします。
前回、残りの作業を並べましたが、この時点で

:家を出る前に完了
シナモンブレードの電池ボックスを厚手の両面テープで固定
電池を外すためにリボンを付ける
可変抵抗の周りをホットボンドで固定する
:でぃーさんの家で一部完了
ケースの中に白いシートを入れる
パイプ先端にキャップを付ける
:未着手
塩ビのキャップを付けてつまみを付ける
本体をケースにしまう

です。

ここまでの流れをまとめると、
8月9日 ケース到着
8月10日 親戚到着、作業が一時停止
8月11日 部材を通過連絡さん、でぃーさんのところへ発送
8月12日 東京へ向かう、通過連絡さんのところへ向かう部材が長崎へ行ったことが判明




通過連絡さんのところへ向かう荷物は長崎へ行きましたが、
でぃーさんのところへ向かう荷物は、予定通り到着しました。


でぃーさんの家では、新たに問題になった、
「シナモンライトの電池がいまいち固定できない」
「ケースにバリが残っている」
を解決しようとしました。

シナモンライトの電池金具をまげて、少しでも外れにくくしました。
ケース裏側に残っているバリをやすりで削りました。

時間も材料も無いので、今対策できることを試したのですが、
これらの作業も焼け石に水だったようです。


午前中は、でぃーさんの家で作業をしました。2時間ほど仮眠をとって、バリ取り、電池金具の加工、組み立て、とりあえずできるところまで仕上げます。

切りの良いところまで作業をして、でぃーさんも出かけるので、一旦切り上げます。
荷物を持って蒲田のホテルへ向かいます。

製作もしなければいけないのですが、スペース設営のための道具も用意して、そして、明日の出展の手伝いをしてもらうもう一人の協力者、シャオさんと合流して、明日のことを伝えなければ行けません。コンビニのスイーツを食べながら、カラオケでアニソン等を歌ってオタク同士の交流する「コンスイ会」の取りまとめ役です。この「コンスイ会」で知り合った人たちや、シャオさん経由で知り合った方たちか出展します。


作業、作業をしなければいけない…

最終組み立てをベッドの上で行います。

できることなら、今日は寝る時間を確保したい。



そして、日付が変わってコミケ3日目、出展当日の2時過ぎ





ここまで完成しました!



しかし、この3倍の量が、白いシートやキャップは組み立てたものの、本体をまだケースにしまっていません。早めに組み立てても電池も無くなるので、当日の出展前に組み立てることにしました。これが当日慌てる原因になったのです。

つまみは、付ける時間が無くなってしまったので、当日つまみを選んでもらう、と言うことで一緒に渡すことにしました。



あと少し寝ると、東京ビッグサイトが待っている。



2011年8月31日水曜日

シナモンブレードII、シナモンライトII コミックマーケットC80での頒布について(3)

先週の土曜日は、さいたまスーパーアリーナでの出張修理を行いましたが、限られた時間、環境の中での対応でしたので、完全にはできなかったかと思います。対応できなかった、場所が分からなかったなど、ご迷惑をおかけしたかと思います。


コミケ80までに間に合わせるために続けた作業が、
シナモンブレードの電池ボックスを厚手の両面テープで固定
電池を外すためにリボンを付ける
可変抵抗の周りをホットボンドで固定する
塩ビのキャップを付けてつまみを付ける
ケースの中に白いシートを入れる
パイプ先端にキャップを付ける
本体をケースにしまう
を、残り30時間でやらなければいけないのです。

コミケに持っていくものは、シナモンブレードII、ライトIIともに150本ほど、合計300個を仕上げる必要があります。かけられる時間は1本当たり6分。


残された選択肢は、
急いで全てを仕上げる
全部持っていくことをあきらめる
寝る時間、移動時間を作業にあてて時間を増やす


どうするか…考えている時間もない。


と、ここで第4の選択肢が現れました。


「うちでよければ、都区内にあるスペースを提供します」


シナモンブレードの部品製作で手伝ってもらった、でぃーさんからのオファーでした。
渡りに船の申し出でした。こちらからも有り難く、お言葉に甘えることにしました。

これで作業時間が大幅に確保できるようになりました。
これで間に合う!


8月11日、作業用の荷物をでぃーさん宅に送り、残りを別のところへ送りました。
家から近くのコンビニまで持って行くだけでも、普段なら5分で着くところが15分かかり大変でした。

(実際にはこれの5倍ぐらいの量がありました)

8月12日、親戚と別れて東京へ向かいます。新幹線の中でしばしの休憩の時間です。
親戚と会うと色々と気を使います…





「荷物の発送状況を確認したら、現在確認中になっています」


ああ、時々宅配便の発送センターでの入力に失敗すると起こることですね。




「気になって問い合わせてみたら、長崎に行ってしまったそうです」




長崎!?

本当ならば、長崎から東京まで2日かかるはず。2日後はコミケ当日、出展は絶望的です。
当日に届かなければ、これまでの準備が水の泡になってしまいます。
本当に泣くしかない事態です。
よりによってこんな状況で…しかも、なぜ長崎…郵便番号も全然違いますし・

twitterのダイレクトメッセージで送ってもらったのは、通過連絡さん。今回のコミケ出展の手配から、出展準備、設営、当日の売り子、打ち上げの段取りなど、今回の出展に当たって多大な協力を得ました。


自分も気が気でないので、運送会社にずっと電話しました。
発送時のラベルを持っていたことが不幸中の幸いでした。

結局新幹線の中ではほとんど休むことがありませんでした。



何度も問い合わせた結果、交通状態にもよるが、明日の夕方までには届けてくれる、と言うことでした。なんとか13日までに届けてほしい、とお願いしました。不安になりながらも、ひとまず片付きました。


区内のでぃーさん宅へ向かい、作業を始めます。このおかげで、夜中から朝の時間が確保できたと同時に、組み立ての手伝いをしていただきました。



コミケ出展まで、残り1日。

2011年8月25日木曜日

シナモンブレード アニメロサマーライブ(アニサマ)会場でのメンテナンスについて

シナモンブレード、シナモンライトをお使いいただいている、という声を聞いて、大変光栄です。
しかしながら、一方で、各所でシナモンブレードに不具合が生じた、という声も聞きます。この度は大変ご迷惑をおかけいたしました。

そこで、ユーザーの方も大勢お越しいただくアニサマ会場の、さいたまスーパーアリーナ付近でメンテナンス、修理、改造等を行おうと思います。

詳細は以下の通りです。

日時;8月27日(土)午前9時~午後3時ごろまで
場所:さいたまスーパーアリーナ(さいたま新都心駅)の
おそらくこの付近

より大きな地図で シナモンブレードメンテナンス会場(予定) を表示

http://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=204182701811598975061.0004ab42affd5047754f6&msa=0&ll=35.893802,139.631539&spn=0.001415,0.00206


時間帯、状況によっては、こちらに移動している可能性があります。

より大きな地図で 無題 を表示

http://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=217791222730689474624.0004ab43411382d2b42f0&msa=0&ll=35.892903,139.630952&spn=0.001425,0.00206

この場所は、うぐ美さんに教えていただきました。ありがとうございました。

当日、人の流れを見ながら移動するかもしれません。当日の動きはtwitterでご連絡いたします。


特に、シナモンブレードのリコールがお済みでない方の改造、こちらのサイトで告知した、各種不具合への対応
http://institute-master.blogspot.com/p/iiiiii.html
その他不具合への対応を致します。

「シナモンブレード」と銘打っていますが、もちろんシナモンライトもOKです。

当日はアニサマ会場でお待ちしております。

2011年8月22日月曜日

シナモンブレードII、シナモンライトII コミックマーケットC80での頒布について(2)

この度は、シナモンブレードII、シナモンライトIIをお求めいただき、誠にありがとうございます。
各所で不具合が起きていると言うご連絡を頂き、誠にご迷惑をおかけいたします。

現在、アニサマで使用されるという方が大勢いらっしゃるようなので、ご要望がありましたら現地で改造、修理をしようかと検討中です。
場所は、さいたまスーパーアリーナ前の公道が有力ですが、詳細は追って連絡いたします。



シナモンブレードをコミケに持っていくまで、特に開催2週間ころあたりから追い込みに入りました。

色々なかたに協力してもらているのですが、やはりミスは生じるもの。
送られてきた物を手直ししながら、作業を進めていきます。

8月7日、シナモンライトの金具を直していきます。また、上の写真にある緑の可変抵抗の位置が中に入りすぎている…これが中に入っていると、電池の大きさより狭くなってしまって電池が入りません。

これは実際に組み立ててから判明しました。無理やり電池を入れると絶対に壊れます…全数直すことを決断しました。1個直すごとに約3分から5分、1個当たりでは大したことは無いのですが、これが100個、200個となると何分かかるか…想像にお任せします。もっとも、全てを直すわけではないので気合でなんとかなるかな、と思いながら直しました。


8月8日、やっとケースが手元に届きます。と言っても、他の工程が残っているので、いつ届いてもかかる時間はあまり変わらないのですが、「早めに欲しい」という方にはなかなか届けられず、ご迷惑をおかけしました。


シナモンライトの手直しはは終わった、ヤニを落とそうか、と思い、エタノールで溶かして落とそうとしました。しかし、これが色々な不具合の遠因になってしまいました。
ヤニを落とす時、初めは霧吹きでかけて、洗い流すようにしました。しかし、
 「これ、あまり溶けてないよな…もっと効率よく溶かそう」
と思い、たらいにエタノールを溜めて、その中に基板を漬けて溶かそう、としました。

しかし、これが大誤算でした。十分にすすぎをしなかったため、流れなかったエタノールの中にはヤニが大量に溶けていました。そのエタノールが乾燥すると、ヤニが残ります。ヤニが基板まんべんなく広がってしまいました。スイッチの中に入ってしまった物もいくつか。

かなりのヤニがエタノールの中に溶けていたのです。

これを洗い流さなければ…として導入したのが、良く機械部品を洗い流すのに使うパーツクリーナー、それも揮発性の高く毒性の少ない、よくIPAと呼ばれる、イソプロパノールのものです。有機溶剤には違いないのですが、エタノールと成分が近く、毒性や腐食性も少ないので利用しました。が、これを行ったのが8月10日。

前日の8月9日の時点で、あとはシナモンブレードの電池ボックスを厚手の両面テープで固定して、その間に電池を外すためにリボンを付け、可変抵抗の周りをホットボンドで固定して、塩ビのキャップを付けてつまみを付ける、ケースの中に白いシートを入れる、キャップを付ける、本体をケースにしまう、ところまでやってきました。


まだそんなに工程が残っているのか、と言う感じでもありますが、これでも最も時間のかかるはんだ付けの工程が終わったので、残り全ての工程は1本当たり10分から20分、と言ったところです。


 10日午前0時、コミケは14日10時、残り4日ぐらいある、と思っていたのですが、実はこの時点で分かっていました。それが

「親戚、襲来」

10日から12日まで家にやってくるのです。
12日は一緒に東へ向かいます。
色々とお世話をしなければいけないので、作業をする時間がありません。

「来るのは来週にしてほしい」と言いましたが、聞く耳を持たず。

3時ぐらいまで作業するとして、この時点で、作業できる残り時間は30時間程度。
寝ている暇が本当にない…

はたして、間に合うか。


2011年8月19日金曜日

シナモンブレードII、シナモンライトII コミックマーケットC80での頒布について(1)

先日、8月14日のコミックマーケットへ出展してまいりました。大勢の方に私のブースへお越しいただき、誠にありがとうございます。
 
今回、初めてコミケへ出展いたしましたが、初めての出展としては大きな成果を上げたと思います。
一方で、出展のあり方などで、周りのサークルに迷惑をかけてしまったことなど、多くの課題も残りました。
 



当日、シナモンブレードがスペースに並ぶまでにいくつものトラブルがありました。一方で、トラブルを解決するために色々な方の協力がありました。

 今回の出展でのキーワードは
・親戚、襲来
・長崎
・拠点は中野
・すいみん不足
・両隣は知人
・島中の行列
・11時53分 シナモンブレードII完売

と言ったところでしょうか。順番にまとめて行きますので、おそらく4回ぐらいにわたり、このシリーズで書いていきます。
まだまとまっていないことや、身の回りの片づけがまだ終わっていない、等で描き上げるまで少々お待ちください。

忘れられない日となったことは確かです。記憶の新しいうちにまとめていきますので、よろしくお願いいたします。

2011年8月8日月曜日

シナモンブレードIIの作成日記を動画にまとめました

これまでのシナモンブレード製作の軌跡と言えるものを、動画にまとめました。
前回の不具合を解決しながら、前回以上の「もの」を作っていく様子をドキュメント風に進めました。

後半は、シナモンブレードII・ライトIIの新機能を紹介しています。
そして、最後には製作協力者の紹介を兼ねた内容になっています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm15246628

2011年8月6日土曜日

ご注文頂きありがとうございます

この度は、予想を超えるご注文を頂き、誠にありがとうございます。

一瞬で予定数に達してしまったため、通販一期分のご注文を締め切らせていただきます。

コミケ取り置き分の受け付けも、これをもって終了といたしますが、コミケには当日の分が十分あります。
当日こちらのスペースにお越しいただければ、在庫があればお譲りできますので
ぜひともお越しください。



早速皆様に発表します。


シナモンブレードIIの増産を決定しました!

ライトIIのほうは、様子を見て増産します。
実はもうすでに、追加部品の注文を済ませております。

10月頭をめどに作成しようと考えておりますが、今後の予定次第では変更するかと思います。
今しばらくお待ちください。

2011年8月5日金曜日

シナモンライトII・シナモンブレードIIのお値段

 頒布の予定を出しておきながら、肝心な金額を出すのを忘れていました。


決して安いお値段ではないのですが、今回も
シナモンライトII:3000円
シナモンブレードII:7500円

とさせていただきます。
どうかご了承ください。

部品代は安くなったのですが、今回他の方に作業をお願いした分に回したため
結局1本当たりのコストは変わらない、という結果です。

まだ完成していないので、お知らせ通りお届けは遅くなるかもしれません。

また、コミケに参加できる方は、できればそちらでの受け取りをお願いいたします。
メールを頂ければ取り置きをしておきます。

よろしくお願いいたします。

2011年8月1日月曜日

シナモンブレード進捗状況など 2

時が経つのが早いもので、もう8月になってまいました。
先月はほぼ1週間に1回の更新ペースで、記事が四つだけになってしまいました。
2月ごろから計画を練り、6か月目に突入です。
設計を4月ごろに終わらせたものの、不具合が見つかり修正を繰り返し、製造開始が5月下旬、
2か月間の製造を経て、基板が出来上がりそうです。

まだ全てが届いたわけではないので、これからが追い込みですが
14日には間に合わせるように頑張っていきます。



で、8月6日の予約受け付けですが、
予定よりかなり予定が押しているうえに、10日までに仕上げないといけなくなってしまいました。

大変申し訳ないのですが、今のペースですと、通販でお渡しできる本数を

シナモンライトII 50本
シナモンブレードII 30本
となってしまうことと、

お届けが最短で8月11日以降

となってしまうことをご了承ください。

ご注文に関しては、特設ページを設けますので、そちらをご覧ください。



今週できたといえるものは、マニュアルです。その一部を紹介します。


今回は冊子にしました。16ページ、A6サイズとなります。


たいてい、物事と言うのは計画通りに行かないものです…

2011年7月24日日曜日

シナモンライトII、シナモンブレードIIの進捗状況など

タイトルとは裏腹に、今週は正直なところ、あまり進んでいません…マニュアル作成と公開用動画の作成もありますが、一番の理由はライブの参加だと思います。
先日、THE IDOLM@STER 6th ANNIVERSARY SMYLE SUMMER FESTIV@L 大阪会場へ参加しました。毎回ライブのオフ会に、次の日の朝まで参加するため、その次の日もまともに作業ができない、と言うのが最大の原因です。

ただ、オフ会は色々な方とお会いできる、シナモンブレードのことを知ってもらえる最大の機会だと思います。
今回も、ライブ会場で新たに知り合った方、よろしくお願いいたします。

ライブ会場で知り合った曹操 孟得さんから、大層なはっぴを譲ってもらいました。

 
これで、雪歩PなのかやよいPなのかあずさPなのかさらに分からなくなりました。


シナモンブレードの進捗状況と言いますと、だんだん他の方にお願いした完成品が届いております。
手直しが必要なものは手直しをして、なんとか出来上がっています。


まだ全部届いてはないのですが、おそらく全ての部品が揃うのが7月いっぱいになる予定です。そのためどんなに早くても完成は8月に入っていまう予定です。何卒ご了承ください。

2011年7月18日月曜日

シナモンブレード・閃ブレード・大閃光系ケミカルライトの比較

シナモンブレードの製作の追加募集をしたところ、数名の応募がありました。
本当に助かります!

再度一旦締め切らせていただきます。



 今月も半分過ぎているにもかかわらず、記事の数は二つ…目標の記事8件に届くまであと6件…シナモンブレードII、シナモンライトIIの製作は、予定を若干押してはいますがなんとか進んでおります。8月14日のコミケでお渡しできるようにいたします。

 また、重ねて申し訳ございませんが、進捗状況によっては8月6日の予約受け付け後の発送が、8月14日以降となってしまうかもしれません。この辺りはまだ分かりませんので、日時が近付いたらお伝えいたします。

 つくづく書こうと思っていたのですが、光り方の原理のよって、シナモンブレードにも得意、不得意があります。それを閃ブレード、ケミカルライトと比較しようと思います。

 シナモンブレード
原理:
光の三原色を混ぜて、それぞれの色(加色法)を作っています。

長所:
必要最小限のエネルギーで光らせることができます。

コストの安い単4電池2本で光らせることができるので、ランニングコストが安く上がります。
三原色(赤・緑・青)と近い色を奇麗に光らせることが得意です。
色の調節が容易なので、臙脂、浅葱のような中間の色を出すのも得意です。

短所:
一方で、LEDの光り方はばらつきが大きいため、白、黄色のような複数の色を決まった強さ光らせるような色は苦手です。
電池と回路の出力の制限があるため、ウルトラオレンジのような短時間で高出力、と言うことも不向きです。

閃ブレード
原理:
白色の光をフィルターで取り除いて(減色法)作っています。
長所:
特に白と、白に近い色を表現するのが得意です。

構造が簡単です。
短所:
原色近い色は、色を遮る量が大きくなるので、エネルギーロスが大きくなります。
どの色も白っぽくなってしまいます。

ケミカルライト
原理:
化学反応のエネルギーを分子がエネルギーを変換し、光エネルギーとして放出します。
長所:
最大エネルギーと持続時間をある程度調節することができます。
特にオレンジは、おそらくナトリウムイオンが入っていると思います。ナトリウムイオンのおかげで高効率で光らせることができます。(大閃光と呼ばれる物にオレンジが多いのはこのためです。高速道路のオレンジ色のナトリウムランプも、高い効率で光らせているのも同じ原理です。オレンジは化学発光に有利です。)
短所:
基本的に1本当たり1色です。(時間によって色が変わる物もあります)
中間色は特に入手が難しいと思います。


 自分で見た感じの感想なので、閃ブレード・ケミカルライトは改良が進み、短所が改善されているかもしれません。それぞれ得意な場面があるので、使い分けると良いと思います。

2011年7月11日月曜日

シナモンブレードIIの性能

 先日より、リンクをさらに増やしました。私のようなフルカラーLEDサイリウムメーカー「きらきら工房のラボの様子」です。強力なパートナーになることを期待しています。

 また、先週末の THE IDOLM@STER 6th ANNIVERSARY SMYLE SUMMER FESTIV@L名古屋会場へ出かけておりました。名刺をお渡しして等でこちらにお越しになられた方、今後ともよろしくお願いいたします。

 
 さて、シナモンブレードIIがどこまで使えるかのランニングテストをしました。
 今回は、電池の持ちのほか、本体の温度も測りました。


 条件は、4本105円で販売されているGPアルカリバッテリー2本を、ヒヨコ色で光らせます。

 この時の温度と電池電圧は以下の通りです。


 電池が2Vになるところを終わりとすると、最大約140分間、十分に光らせることができます。また、その後も光ることができ、グラフが終わる約160分光り続けました。
 これは、初代シナモンブレードが20分、ということを考えると大きな改良だと思います。

 光らせている間の温度は最大52℃まで上がりました。LED基板はさらに高くなっています。素手で持ったら低温やけどするレベルですので、ご利用は計画的に。

  通常出力と1/4出力時の、電池からの電流も測定しました。
  赤い棒が、青い棒のほぼ4分の1になっています。LEDが光るための電力が大きく、マイコンなどで消費する電力が小さいので、1/4出力の効果が奇麗に表れたと思います。

 ただ、今回皆様にお伝えしなければいけないことがあります。
 確かに電池が長持ちになりましたが、明るさは落としてあります。

 上がシナモンブレードII、下が初代シナモンブレードです。

  部品の選定ミスが直接の原因です。ただ、実際に多方面から、眩し過ぎるというご意見も頂いております。今回、1/4出力モードを付けましたので、たとえば静かな場面などは、このモードを有効活用して周りの迷惑ならないようにご協力をお願いいたします。

2011年7月5日火曜日

シナモンブレードIIのプレ製品版お披露目

 前回のシナモンライトIIの紹介に続いて、シナモンブレードIIの紹介です。

 これまでのアイディアから形や回路を設計して、ついに実物になりました。これが無事に動いたとき、我ながら嬉しい瞬間でした。
 こちらも、前作と比べて大幅にコンパクトになりました。

 本体をご覧ください。



 
 

 前作との比較です。 

 ご覧のとおり、前作の物が全長15cmぐらいに対し、新型はつまみ込みで9cmとなりました。パイプの太さは同じですが、光る部分の長さが長くなります。本体込みで23cmになります。これで、堂々とランティスのライブに持ち込めます。

2011年6月30日木曜日

シナモンライトII ランニングテスト

6月中に間に合うかな…


 リンクに一件、新しく追加しました。
 「765台湾支部-技術開発部門」私が以前台湾に行ったときにあった方に、シナモンブレードを渡し、それを参考に開発を進めています。ついに海外進出か…


量産中のシナモンライトIIの、色々とテストしました。

 まずは、色・モードごとの電池から流れる電流を測定しました。
 測定条件は、充電済みeneloop1本(無負荷1.36V)を使いました。


 今回、消費電力を抑えるために、1/4出力モードを搭載します。通常モードと切り変えて使用することができます。詳しくは後日説明します。
 
 「一時停止」は、ボタンを押したときに一時消える状態(マイコン等は起動している)状態です。「スリープ」は、中の機能を完全に止めた状態です。電源スイッチを省略しましたので、代わりに搭載した機能です。

 前作と比べてみると、こんな感じです。

 実は、結構増えています。電池の消耗が激しくなっている、ということですが、これは、LEDを駆動させるための回路の効率が上がり、その分電流を流すことができるようになりました。特に、白・桃のような複数の原色を同時に光らせている色で顕著です。

 そして、付けっぱなしにして何時間光らせられるか、という実験です。
 電池は、大創産業で販売している4本105円の、GPアルカリバッテリーです。
 雛色を付けっぱなしにしたところ、およそ10時間で電池の電圧が1.0Vとなりました。

 これをざっくりと計算すると、光る時間はおよそ

 雛色(通常):10時間
 緑色(通常):20時間
 雛色(1/4出力):25時間

 緑色(1/4出力):45時間
 スリープモード:20日(このモードは光りません)
 と言うことになります。単4電池1本でこの時間持てば十分かと思います。
 
 とりあえず前作より良くなった、と思います。
 
 次回は、シナモンブレードIIについても同様の実験をしていきます。